長崎ぶらぶら節 ---- 長崎県民謡
長崎ぶらぶら節
愛八 歌
長崎県民謡
嘉永七年 甲(きのえ)の寅の年
先ず明けまして年頭(ねんと)の御祝儀
一杯 屠蘇機嫌(とそぎげん)
酔うた酔うたと
云うたもんだいちゅう
今年ゃ十三月 肥前さんの番変わり
四郎ヶ島(城ヶ島)の見物がてらに
オロシャがぶうらぶら
ぶらりぶらりと
云うたもんだいちゅう
沖の台場は 伊王と四郎ヶ島
入り来る異船は
すっぽんぽん
大筒小筒を
鳴らしたもんだいちゅう
遊びに行くなら 花月か中の茶屋
梅園(うめぞの)裏門叩いて
丸山ぶうらぶら
ぶらりぶらりと
云うたもんだいちゅう
梅園太鼓に びっくり目を覚まし
必ず忘れぬように
また来て下しゃんせ
しゃんせしゃんせと
云うたもんだいちゅう
昭和六年四月発売 ビクター
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