5月17日、ロンドンのサザビーズ・オークションに、「第九」の最初期とされるスコア(草稿)が競売にかけられることになった。
「第九」は1823年に完成しているが、今回のスコアは、ロンドンのロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティからベートーヴェンが交響曲作曲の依頼を受けたのと同じ時期、1818年に書かれたものという。
ベーベーベンの研究で知られるGustav Nottebohm氏によればこの直筆譜は「第九のスケッチとしては最初期のものである」と説明している。
落札価格は最高で20万ポンドと予想され、大英博物館が名乗りをあげている。
同日のオークションでは、メンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」(Fingal's Cave)の完全譜も出品される予定だという。
[News 02-04-17]