港が見える丘 ---- 作詞作曲 東辰三
港が見える丘
昭和22年(1947年)4月に、 平野愛子の歌でレコード発売された。
港が見える丘
東辰三
一、
あなたと 二人で 来た 丘は
港が 見える 丘
色あせた 桜 唯一つ
淋しく 咲いていた
船の 汽笛 咽び 泣けば
チラリホラリと 花片
あなたと 私に 降りかかる
春の 午後でした
二、
あなたと 別れた あの 夜は
港が 暗い 夜
青白い 灯り 唯一つ
桜を 照らしてた
船の 汽笛 消えて 行けば
キラリチラリと 花片
涙の 雫で きらめいた
霧の 夜でした
三、
あなたを 想うて 来る 丘は
港が 見える 丘
葉桜をソヨロ 訪ずれる
しお 風 浜の 風
船の 汽笛 遠く 聞いて
ウツラトロリと 見る 夢
あなたの 口許 あの 笑顔
淡い 夢でした
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