いんどう・きゅうけい
【作詞 教育者】
熊本県人吉市出身
明治12年(1879年)3月20日生
昭和18年(1943年)10月19日没
いんどう・きゅうけい。教育者、作詞家。熊本県人吉市に生まれる。
東京音楽学校を卒業したのち、新潟高等女学校で教鞭を取る。この時期に「旅愁」「故郷の廃家」などの代表作を作詞した。明治に作られた唱歌の中でも屈指の名曲と言われる「旅愁」ではオードウェイ、「故郷の廃家」ではヘイズと、当時の日本では有名ではかった作曲家の才能を見抜き詞を付けたという選曲眼も注目に値する。
大正時代に人吉高等女学校の教諭となった後、長く故郷の球磨郡内の音楽教育に貢献した。彼のペン・ネイム「球渓」も、球磨川渓谷に由来する。著作には歌曲集『四季』がある。
写真提供:人吉市教育委員会
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