おむつ交換に必要なもの
おむつは、介護を必要とする方々にとって、日常的に最も使用頻度が高く、介護をする方々にとっては、その選び方に苦労する商品の一つです。もちろん体格・性別、その方の介護度によっても、商品の選び方は異なってきます。
ここに紹介するのは、使用者の実データを基本とするものです。企業の宣伝ではありません。
現時点では、Aさんお一人に関する「おむつ交換のデータ」をもとに、どんなおむつが適当の一つであるかをお伝えします。加えて、おむつ交換の際に必要な関連グッズ、介護する方々が忘れがちなことについても、ページの後半に触れます。(最新情報は、順次、アップしていきます)。
ぜひ参考になさってください。
おむつ交換に必要なもの・注意とアイデア
Aさんの基本データ
年齢94歳。女性。身長133cm。体重39kg。要介護5。
おむつ:
・寝て過ごす事が多い方は、テープタイプを選んでください。
尿とりパッド:
・用途に合わせて吸収量の違う物を使用して、おむつに併用します。
タオル:
・ぬるま湯で絞ったものと、乾いたものがあると便利です。
バケツ:
・ぬるま湯を入れたり、汚れたタオルを洗ったりします。60度の熱さに耐えれるものを選んでください。
洗浄ボトル:
・お湯を出して陰部を洗うためのものです。500mlのペットボトルをキャプに穴をあけて使用すると便利。
トイレットペーパー:
おしりふきがない場合の代用や、最後の仕上げのために。
使い捨て手袋:
・感染予防のため、必ず使いましょう。
新聞紙:
ベッドに敷いたり、汚れたおむつを包むなどのために(関連する特別な商品よりも利用価値があります)。
ワセリン:
・お小水が肌に直接触れないよう、また肌荒れ防止にも使用します。
お湯の温度:
・熱すぎたり冷たすぎたりすると、お肌を傷つけてしまうので注意しましょう。
洗浄の順番:
・お尻を洗う際は、前から後ろに向かって洗うようにしましょう。
保湿:
・おむつ交換のたびに、ワセリンなどの保湿剤を塗ると、お肌の状態がよくなります。
おむつの匂い対策・その秘訣:
・おむつと尿とりパッドには、通常、防臭機能が付いています。加えて、廃棄する時は新聞紙で包み、最後に、普通のビニール袋で縛って捨てればOK。市販の防臭袋は入りません。