うんの・あつし。「背くらべ」「おもちゃのマーチ」などの作詞で知られる俳人。静岡市に生まれる。
1919(大正8)年に東京日々新聞に「背くらべ」を投稿したことがきっかけで童謡の世界に入る。この詞は同年の雑誌『少女号』にも掲載され注目された。
『赤い鳥』の北原白秋や、
松井須磨子の「カチューシャの唄」で有名な
中山晋平、あるいは俳句機関誌『曲水』の同人だった作曲家、
小田島樹人との交流で知られる。中山とは一緒に『子供達の歌』を出版している。
雑誌『海国少年』の編集長も務めたが失敗。肺結核により28歳の若さで亡くなる。