童謡集『青い眼の人形』 野口雨情著
童謡集『青い眼の人形』
著者
野口雨情
大正13年(1924年)6月発行
青い眼の人形
赤い桜ンぼ
乙姫さん
西吹く風
千代田のお城
上野のお山
呼子鳥
屋根なし傘
二つの小鳥
帰る燕
一つお星さん
さらさら時雨
柱くぐり
和歌の浦
姨捨山
重い車
雀の酒盛り
鈴なし鈴虫
鼠の米搗き
秋の夜
磯の千鳥
赤い靴
くたびれこま
河原の河童
海女が紅
五つの指
おぼろお月さん
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野口雨情(のぐち・うじょう)
野口雨情
のぐち・うじょう
【作詞】
茨城県出身
明治15年(1882年)5月29日生
昭和20年(1945年)1月27日没
北原白秋
、
西條八十
と並ぶ「童謡三大作詞者」の一人。また大正期から本格化した日本の「流行歌」の基盤をなした人物でもあった。
茨城県多賀郡中郷郡(現・北茨城市)に生まれる。1882(明治15)年に上京し、東京専門学校(現・早稲田大学)に入学したものの家業が芳しくなく翌年に中退。その後、故郷へ帰ったり北海道の新聞社に勤めたりと転々とした。
1918(大正7)年、『金の船』に作詞家として迎えられた頃から頭角をあらわし
「七つの子」
「赤い靴」
といった童謡、
「船頭小唄」
「枯れすすき」などの流行歌の両方で時代を画する作詞家となった。童謡の代表作としてはほかに、
「十五夜お月」
「青い目の人形」
「雨降りお月」
「兎のダンス」
「あの町この町」
「しゃぼん玉」
などが、流行歌では
「波浮の港」
「須坂小唄」
などがある。
写真提供:北茨城市歴史民俗資料館
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