内容
バッハの音楽美学、理論的理解のための指針
ヨハン・セバスチャン・バッハの高弟キルンベルガー(1721〜83)は、師の書法を唯一無二、最高の音楽芸術と考えた。本書は、バッハの方法を原理・原則に還元し、その本質を若き作曲家に伝えていく使命にあふれている・・・。
「序」より
この著作の目的とするところは、ただ単に純正な作曲のための規則を紹介することではない。その規則がなぜ必要なのか、その根拠も、できるだけ詳しく示すことになろう。そこでこのことのために、まったくの周知の事柄についてもやたらと念入りに検討しなければならないことにもなるのだが、これを余計なことと考えるのは、物事の本質をはっきりと見据えていない人のことである。
(amazonより)