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技術の力 ---- 『工業唱歌』
技術の力
一、
太刀佩き 銃執る 人ありてこそ、
國家の侮辱を 外より受けず。
田畑に 耕す 人ありてこそ、
居ながら 得らるる 命の 禾穀。
頼もしきは技術の力。
二、
海外萬里の 波動を超えて、
我等が家庭に 持ち運ばるる、
日用便利の 數船の器。
金銀かがやく 家身の飾り。
頼もしきは技術の力。
三、
思へば我が織る 此の 布錦
何くの誰が身を 明日まとふらん。
妙なる色どり、 乱れぬ糸目、
天工うばひし 其花紅葉
頼もしきは技術の力。
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