近代日本を代表する詩人の一人。英文学者。仙台市出身。苗字はほんらい「つちい」と読むのだが、誤読が激しいために自ら「どい」と改名してしまった。
東京帝国大学に学び小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)を師と仰いだ。その後、母校である仙台の旧制二高で英語を教えながら、次々に詩集を発表、
島崎藤村と詩壇を二分する近代詩における巨星となった。
またホメロスの「イーリアス」「オデッセイア」をギリシア語の原典から日本語へ完訳するという偉業を達成したことでも知られる。
歌(作詞)としては、明治34年に発表された
瀧廉太郎(作曲)との「荒城の月」がなにより有名である。