|
琵琶湖周航の歌 ---- 小口太郎/吉田ちあき
大正6年(1917年)6月
琵琶湖周航の歌
(びわこしゅうこうのうた)
昭和46年(1971年)5月に、 加藤登紀子の歌でレコード発売された。
琵琶湖周航の歌
小口太郎
一、
われは 湖の 子 流浪の
旅にしあれば しみじみと
昇る 狭霧や さざなみの
滋賀の 都よ いざさらば
二、
松は 緑に 砂白き
雄松が 里の 乙女子は
赤い 椿の 森陰に
はかない 恋に 泣くとかや
三、
波の 間に 間に 漂えば
赤い 泊火 懐かしみ
行方定めぬ 浪枕
今日は 今津か 長浜か
四、
瑠璃の 花園 珊瑚の 宮
古い 伝えの 竹生島
仏のみ 手に 抱かれて
眠れ 乙女子 安らけく
五、
矢の 根は 深く 埋もれて
夏草しげき 堀のあと
古城にひとり 佇めば
比良も 伊吹も 夢のごと
六、
西国十番 長命寺
汚れの 現世 遠く 去りて
黄金の 波に いざ 漕がん
語れ 我が 友 熱き 心
|
|
|
|