明治４４年(1911年)
『尋常小学唱歌　第二学年用』

---

　
かかし。「山田（やまだ）」とは、なだらかな山あいにある田のこと。歌は都会近くの田園ではなく、田舎の風景をテーマとしている。1911（明治44）年、『尋常小学校唱歌(ニ)』に発表。

---

一、
　　山田（やまだ）の中（なか）の一本足（いっぽんあし）の案山子（かかし）、
　　天氣（てんき）のよいのに蓑笠（みのかさ）着（つ）けて、
　　朝（あさ）から晩（ばん）までただ立（た）ちどほし。
　　歩（ある）けないのか、山田（やまだ）の案山子（かかし）。
二、
　　山田（やまだ）の中（なか）の一本足（いっぽんあし）の案山子（かかし）、
　　弓矢（ゆみや）で威（おど）して力（りき）んで居（お）れど、
　　山（やま）では烏（からす）がかあかと笑（わら）ふ。
　　耳（みみ）が無（な）いのか、山田（やまだ）の案山子（かかし）。

ms02012902.mdf

楽譜 歌詞 伴奏 Ａ４縦 １頁

---

この楽譜は､Score Grapher Viewで表示･演奏･印刷ができます
d-scoreの楽譜は､Score Grapher Aliveで表示･演奏･印刷できます
d-scoreの楽譜は､Score Grapher Proで楽譜作成しています

〈唱歌-楽譜〉
明治４４年発行『尋常小学唱歌　第二学年用』
昭和７年発行『新訂尋常小学唱歌−第二学年用』

---