ゴンドラの唄 .... 吉井勇/中山晋平
ゴンドラの唄
昭和9年(1934年)2月に、 佐藤千夜子の歌でレコード発売された。
ゴンドラの唄
吉井勇
一、
いのち 短し 戀せよ 少女
朱き 唇 褪せぬ 間に
熱き 血潮の 冷えぬ 間に
明日の 月日のないものを
二、
いのち 短し 戀せよ 少女
いざ 手を 取りてかの 舟に
いざ 燃ゆる 頬を 君が 頬に
ここには 誰れも 來ぬものを
三、
いのち 短し 戀せよ 少女
波にただよひ 波の 様に
君が 柔手をわが 肩に
ここには 人目ないものを
四、
いのち 短し 戀せよ 少女
黑髪の 色褪せぬ 間に
心のほのほ 消えぬ 間に
今日はふたたび 來ぬものを
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