『工業唱歌』

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一、
　並べる機械の中に立つ、
　　　我等が衣は破れたり。
　夜晝（よるひる）動かす手と足は、
　　　油と塵とに汚れたり。
二、
　学力浅く官位なく、
　　　富もなければ名もあらず、
　されど飽食（ほうしょく）暖衣（だんい）して、
　　　心は平和に満たされぬ。
三、
　廻る車のたゆみなく、
　　　右と左を争はで
　勤勉事に忍びなば、
　　　成功つひに身に落ちん。
四、
　頼めや我なす事毎（ことまい）に、
　　　誠の一字を守りつつ、　
　鞴（ふいご）の音も槌（つち）音も、
　　　天に響かん其（その）時（とき）を。

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楽譜 歌詞 Ａ４縦 １頁

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〈唱歌-楽譜〉

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明治４１年発行『工業唱歌』東京音楽書院
近代デジタルライブラリー『工業唱歌』／国立国会図書館