てぃんさぐぬ花
沖縄に古くから伝わる教訓歌。「でぃんさぐ」とは、鳳仙花のことである。
鳳仙花は、本土でも沖縄でも、かつてはその花が娘たちの「マニュキア」代わりや魔除けに使われたり、子どもたちにとっては色遊びの道具ともなっていた。
この歌はその風習を元にして、親からの言葉は大切である、心に染み込ませるように聞くのだよと優しく諭している。後半に登場する歌詞は、天空の星は数えられるかも知れないが、親の言葉(ありがたさ)は計り知れないほど大きいのだという意味。
歌詞は、地域や年代によって多くの種類が存在する。