大正１０年（1921年）
『十五夜お月さん』

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　大正10（1921）年に発刊された、雨情の『十五夜お月さん』に収録された童謡。
　寒さを追い群れなして飛ぶ「帰雁」の姿を描写した歌である。
　歌はヨーロッパの舞踊曲をベースにしたものだが、その軽やかなイメージは、「寒い季節」〜「雁」という演歌などにも見られる悲しげな相関関係よりも、雨情の詞にある鳥たちの姿の面白さに焦点をあてて作られたのだろう。

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　　雁が歸る　雁が歸る
　　雁が歸る
　　たすきに並んで雁が歸る
　　山が荒れた海が荒れた
　　風で風で荒れた
　　蔕になつて紐になつて
　　雁が歸る。

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楽譜 歌詞 伴奏 Ａ４縦 ２頁

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季節（秋）-楽譜　〈童謡-楽譜〉
昭和六年発行『世界音楽全集２４「日本童謡曲集II」』

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