明治４４年(1911年)
『尋常小学唱歌　第二学年用』

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「手本は二宮金次郎」という歌詞にもあるように、二宮は戦前における理想的な日本人像として全国に知らぬ人はいない存在だった。二宮は18世紀に相模の国に生まれ、極貧にあえぐ実家を復興させただけでなく、小田原藩の窮状をも救った人物。1911（明治44）年、『尋常小学校唱歌(二)』に発表。

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一、
　　柴刈（しばか）り、繩（なわ）なひ、草鞋（わらじ）をつくり、
　　親（おや）の手（て）を助（す）け、弟（おとと）を世話（せわ）し、
　　兄弟（きょうだい）仲（なか）よく孝行（こうこう）つくす、
　　手本（てほん）は二宮（にのみや）金次郎（きんじろう）。
二、
　　骨身（ほねみ）を惜（お）しまず仕事（しごと）をはげみ、
　　夜（よ）なべ濟（す）まして手習（てならい）讀書（どくしょ）、
　　せはしい中（なか）にも撓（たゆ）まず學（まな）ぶ
　　手本（てほん）は二宮（にのみや）金次郎（きんじろう）。
三、
　　家業（かぎょう）大事（だいじ）に、費（ついえ）をはぶき、
　　少（すこ）しの物（もの）をも粗末（そまつ）にせずに、
　　遂（つい）には身（み）を立（た）て、人（ひと）をもすくふ、
　　手本（てほん）は二宮（にのみや）金次郎（きんじろう）。

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楽譜 歌詞 伴奏 Ａ４縦 ２頁

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〈唱歌-楽譜〉
明治４４年発行『尋常小学唱歌　第二学年用』
昭和７年発行『新訂尋常小学唱歌−第二学年用』

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