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作曲白秋民謡集「アリヤリヤンの歌」 北原白秋
アリヤリヤンの歌
鳩がなきます、タンクの 上で、ヨウ、
かはい 聲して、ほろほろと、
蠶うまれてまだ 七八日、
春も 暮れます、うつうつと。
アリヤリヤン、コリヤリヤン
アリヤ、リヤンソロ、リヤン。
月が 出ました、 川瀬の 蘆に、ヨウ、
水にや 河鹿もころころと、
お 繭仕上げて、 絲とりよめて、
夏も 過ぎます、そよそよと。
アリヤリヤン、コリヤリヤン
アリヤ、リヤンソロ、リヤン。
百舌が 急きます、 製絲所の 屋根で、ヨウ、
赤い 陽に 來てきりきりと、
心ぼそさに 出て 空見れば、
秋に 去にます、 遠々と。
アリヤリヤン、コリヤリヤン
アリヤ、リヤンソロ、リヤン。
雪がふります、 寄宿の 窓に、ヨウ、
障子あければちらちらと、
山の 向うのあの 故郷よ、
冬も 盡きます、きえぎえと。
アリヤリヤン、コリヤリヤン
アリヤ、リヤンソロ、リヤン。
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| 作曲白秋民謡集 北原白秋著 |
作曲白秋民謡集
發兌 改 造 社
昭和4年(1929年)2月3日発行
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