地元の呉市では「早すぎた作曲家」として、評価の高い人物。一般的には野口雨情が作詞した童謡『足柄山』の作曲で知られる。
　東京音楽学校（現・東京芸術大学音楽学部）を卒業後、女子学校などで教鞭を取りながら作曲活動を行った。
　日本的な楽想と西洋音楽との融和を目指した作曲家として童謡や新民謡、歌劇など1800に余る作品を残したが、その評価はむしろヨーロッパのほうが高かったようで、大正時代にはイタリア・ビクターが彼の作品をレコード化したほどだった。

「足柄山」
「風に吹かれて」
「十文字」
「千羽鶴」
「おけら」
「影踏み」
「雀あそび」
「赤とんぼ」
「雨夜の星」
「信田の藪」
「瑞穂の国」
「かくれんぼ」
「お守のお里」
「千代田のお城」
「烏のくろんぼ」
「天神さまのお通り」
「乳いろ水いろ桃いろ」
「わすれな草」
「守さ子守さ」

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