向う横町
大正10年9月(1921年)編曲
江戸時代から伝わる童唄(
わらべうた)を本居長世が手を加えたものだが、メロディ自体は変えていない。大正10年、小雀座の児童歌劇「移りゆく時代」に使われたものという。
お稲荷さんにお参りしてから、どんどんと言葉の発想が転がっていくのは、古くからある遊び歌「お月さまいくつ」(お月さんいくつ、十三ななつ、まだ年ぁ若いな、あの子を生んで、この子を生んで、だれに抱かしょう、お万に抱かしょう、お万どこへ行った、あぶら買いに茶買いに、あぶら屋のかどで、すべって転んで、あぶら一升こぼした…)というのと同じ。