明治21年(1888年)
『筝曲集』
さくら さくら
1888(明治21)年に発行された東京音楽学校の「筝曲集」(そうきょくしゅう)に記載された歌。公式なレセプションにも、日本を象徴する歌として頻繁に使われる。
古くからある「さくらさくら、やよいの空は、見わたすかぎり、かすみか、くもか、にほひぞいづる、いざやいざや、見に行かん」という琴の歌を、「筝曲集」のために書き換えたもの。
「朝日に匂う」は、本居宣長の「敷島の大和心を人とはば、朝日ににほふ山桜花」から。
プッチーニの「蝶々夫人」にも登場する。