「江戸開府400年」を記念して
都 都 逸や
端 唄などのスタンダードを集めたCDがビクターから発売された(2003年4月23日)。
収録されているのは都都逸の「江戸の名残の」、端唄「木遣りくずし」、端唄「潮来出島」、河東節「助六」など、どこかで耳にした歌ばかりだ。しかしきちんと聴いたことがあるかと言えば、きっと「?」だろう。名手による名唱が収録されているのがこのアルバムだ。
このほかに収録されているのは、「越後獅子」(長唄)「
東 雲 節」「さのさ」「奴さん」「かっぽれ」「お江戸日本橋」…といった有名曲ばかり。歌を聴かせるのも、市丸、栄芝、日本橋きみ栄など有名どころだ。三味線の名人として知られた
立 花 家 橘 之 助の素晴らしい演奏(「たぬき」)が入っているのも嬉しい。
このCDに収録されている、いかにも花柳界の「潮来出島」が、野口雨情の「船頭小唄」と関係があることを、d-scoreで比較検証しながら時代の変化を聴き取るのも面白いはずである。
amazon.co.jp-『大江戸LoveSongs』