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ハワイで活躍するピアニスト、レネ・パウロが、唱歌を中心とする日本の名曲アルバムを発売した(2002年8月7日発売)。
レネ・パウロはフィリピン系ハワイアンで、かつては「ラウンジ・ピアノの王」とさえ言われたベテラン・ミュージシャン。1950年代には東京の赤坂や六本木のグラブでしばらくピアノも弾いていたこともある。60年代には、ハワイにたくさん出来た「ラウンジ」でひっぱりだことなり、20枚ほどのアルバムも出した。急速に人口が増加していた日本人、日系人に向けて、「浜辺の歌」や「蘇州夜曲」などを演奏すると、とても喜ばれたという。
今回のアルバム『SURF RIDERS〜浜辺の歌』(リスペクト)は、彼自身大好きという日本のスタンダードを集めたアルバム。全曲、ゆったりとしたピアノのインストゥルメンタルだ。
収録されているのは、「故郷」「われは海の子」「浜辺の歌」「夏は来ぬ」「真白き富士の嶺」「椰子の実」「浜千鳥」「蘇州夜曲」などの15曲。後半には「上を向いて歩こう」「ここに幸あり」「見上げてごらん夜の星を」といった戦後のポップスも収録されている。