くすやま・まさお。児童文学者。童話作家協会の設立メンバー。一八八四年〜一九五〇年。東京生まれ。
早稲田大学を卒業の後、早稲田文学社、読売新聞を経て、大隈重信の雑誌「新日本」の編集に携わる。児童文学としては一九一〇年に「イソップ物語」を、一九一三年には「世界童話宝玉集」を、続いて「日本童話宝玉集」を発表し(一九二一年〜一九二二年)、大正期の児童文学者として名を成した。「赤い鳥」には一九二〇年から寄稿が始まり、同時に「金の星」「童話」などにも作品を発表している。
演劇界でもチェーホフの「熊」、ツルゲーネフの「その前夜」などを翻訳脚色するなど、多くの業績を遺した。
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赤い鳥の本 『 苺の国 』