大正８年１０月１８日（1919年）
『「赤い鳥」童謡 第壱集』

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『赤い鳥』の創刊号に載せられた１曲。
　すばしっこい栗鼠の動作を、小さな子どものために「りすりす」や「ちょろちょろ」と繰り返しの言葉を多用しながら、分かりやすく可愛らしくまとめている。
　作詞を担当した白秋にとっては、初期の童謡の一つにあたり、妻・章子の病気療養のために滞在した小田原で作られた（大正７年）。
　

　　りすりす小栗鼠（こりす）、
　　ちょろちょろ小栗鼠（こりす）、
　　杏（あんず）の實（み）が赤（あか）いぞ、
　　食（た）べ食（た）べ小栗鼠（こりす）。

　　りすりす小栗鼠（こりす）、
　　ちょろちょろ小栗鼠（こりす）、
　　山椒（さんしょ）の露（つゆ）が青（あお）いぞ、
　　飲（の）め飲（の）め小栗鼠（こりす）。

　　りすりす小栗鼠（こりす）、
　　ちょろちょろ小栗鼠（こりす）、
　　葡萄（ぶどう）の花（はな）が白（しろ）いぞ、
　　搖（ゆ）れ搖（ゆ）れ小栗鼠（こりす）。

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楽譜 歌詞 伴奏 Ａ４縦 １頁

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季節（夏）-楽譜　〈童謡-楽譜〉

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昭和五年発行『世界音楽全集１１「日本童謡曲集」』

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