大正９年３月２３日（1920年）
『「赤い鳥」童謡 第弐集』

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　群馬県磯辺が発祥の地とされる「舌切雀伝説」をもとにした作品。
　白秋のこの歌だけでなく、巌谷小波らも磯辺を取材し「舌切りハサミ」「爺さんの杖」などの童話を書いた。
　白秋は大正７年、伝肇寺でこれを完成させた。

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　　舌切雀はどこへ行た、
　　どこへ行た、
　　どれどれ探しに出かけませう。

　　雀のお宿はあれかいな、
　　あれかいな、
　　チョッポリ小藪が山の蔭。
　
　　とんとんからりこ、とんからり、
　　とんからり、
　　中ではとんから梭の音。

　　お宿はここかとたづねたら、
　　たづねたら、
　　おおおお、お爺さん、ようお出で。

　　舌切雀のお土産は、
　　お土産は、
　　葛籠にいつぱい綾綿。

　　雀のお宿はどこかいな、
　　どこかいな、
　　爺さん私も行て見よか。

　　慾ばり婆のお葛籠は、
　　お葛籠は、
　　開けたらびつくりおォ化。

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楽譜 歌詞 伴奏 Ａ４縦 １頁

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童話-楽譜　〈童謡-楽譜〉

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