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詩集『枯草』「恋の娘は何誰でござる」 野口雨情
明治38年(1905年)3月発行
詩集『枯草』より
恋の娘は何誰でござる
お竹お十七
暮の春
泣いて別れた
事もあろ
三十九でさへ花ぢやもの
お十七ではまだ 蕾
花の 蕾の身であろに
なんで浮世が 嫌ぢややら
ほんに去年のわづらひは
町のお医者を頼まれ申し
お医者よけれど 嫁さに行かば
恋の娘と名に立てられむ
恋の娘は 何誰でござる
お 釈迦さまではあるまいし
甘茶にするのは
罪ぢやもの
お竹お十七
暮の春
泣いて別れた
事もあろ
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野口雨情 |
のぐち・うじょう
明治15年5月29日〜昭和20年1月27日
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詩集『枯草』 野口雨情著 |
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野口雨情の書籍 |
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