<著者紹介>
だざい・おさむ。本名は津島修治(つしま・しゅうじ)。青森県北津軽郡(現在の青森県五所川原市)出身。県下有数の大地主である津島源右衛門とタ子(たね)の六男として生まれる。主な作品に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『斜陽』『人間失格』などがある。1948年(昭和23年)に山崎富栄と共に入水自殺。
1909年(明治42年)6月19日生−1948年(昭和23年)6月13日没
<作品データ>
「富嶽百景」
初出:1939年(昭和14年)2月〜3月「文体」にて発表。
作品について:富士山の麓の小さな茶屋に滞在しながら自身の心境を描いた作品。「富士山は月見草が似合う」が有名。