<著者紹介>
しまざき・とうそん。本名は島崎春樹(しまざき・はるき)。信州木曾の生れ(現在の岐阜県中津川市)。ロマン主義詩人として『若菜集』などを出版。小説では『破戒』『春』など自然主義作家に転じた。他には『家』、『新生』、『夜明け前』などがある。
1872年3月25日生(※)−1943年(昭和18年)8月22日没
※旧暦では明治5年2月17日生
<作品データ>
「破戒」
初出:1906(明治39)年3月25日「破戒」緑蔭叢書の第壱編として自費出版。
作品について:被差別部落出身の小学校教師が自身の出生に苦しみ、ついに告白する。