<著者紹介>
ふくざわ・ゆきち。摂津国大坂堂島浜(現・大阪市福島区)に武士の福澤百助と妻・於順の次男として生まれる。慶應義塾大学の創設者であり、専修学校(専修大学)、商法講習所(一橋大学)、伝染病研究所等の創設に尽力した。1984年日本銀行券壱万円札の肖像画として採用される。
1835年1月10日生(※)−1901年(明治34年)2月3日没
※旧暦では天保5年12月12日生
<作品データ>
「学問のすゝめ」
初出:1872年(明治5年)2月、初編を出版。以降十七編まで出版しその後1880年(明治13年)に「合本學問之勸序」という前書きを加えて一冊の本として刊行。
作品について:初版以降8年間で約70万冊が売れ、最終的には300万冊という驚異的な数を販売する。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり」の一節が有名。明治初期に日本国民に向けて進むべき道を示した啓蒙書。