<著者紹介>
だざい・おさむ。本名は津島修治(つしま・しゅうじ)。青森県北津軽郡(現在の青森県五所川原市)出身。県下有数の大地主である津島源右衛門とタ子(たね)の六男として生まれる。主な作品に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『斜陽』『人間失格』などがある。1948年(昭和23年)に山崎富栄と共に入水自殺。
1909年(明治42年)6月19日生−1948年(昭和23年)6月13日没
<作品データ>
「走れメロス」
初出:1940年(昭和15年)5月発行の雑誌『新潮』に掲載。
作品について:暴君ディオニス王の暗殺に失敗したメロスが処刑の前に妹の結婚式のため三日間だけの猶予をもらい王との約束を果たす。