私のうち ---- 文部省唱歌
私のうち
文部省唱歌
一、
もえる木のめに、春風吹けば、
うちのまはりの梅・桃・櫻、
かはるがはるに、花咲きみだれ、
人も來て見る、小鳥もうたふ。
ニ、
うちの前には、小川が流れ、
舟もうかべば、あひるもうかぶ。
つりも出來るし、およぎも出來て、
あつい夏でも、すずしくくらす。
三、
つゆや時雨が、色よくそめた
うらの小山に秋風吹けば、
木木の雫も、きのことなつて、
ばんの御飯のおかずにまじる。
四、
松をのこして、木の葉がちれば、
庭は一日、日がよくあたる。
本のおさらひすました後は、
枝につるした、ぶらんこ遊。
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