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旅人の唄 ---- 野口雨情/中山晋平
大正12年(1923年)2月 発表
旅人の唄
旅人の唄
野口雨情
山は 高いし、 野はだた 廣し
一人とぼとぼ、 旅路の 長さ。
乾く 暇なく、 涙は 落ちて
戀しきものは、 故郷の 空よ。
今日も 夕日の、 落ちゆく 先は
どこの 國やら、 果さへ 知れず。
水の 流れよ、 浮寢の 鳥よ
遠い 故郷の、 戀しき 空よ。
明日も 夕日の、 落ちゆく 先は
どこの 國かよ、 果さへ 知れず。
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野口雨情 |
のぐち・うじょう
明治15年5月29日〜昭和20年1月27日
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中山晋平 |
なかやま・しんぺい
明治20年3月22日〜昭和27年12月30日
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野口雨情/中山晋平の楽譜 |
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