皇国の守 ---- 外山正一/伊沢修二
皇国の守
外山正一
一、
きたれやきたれやいざきたれ。
皇國をまもれやもろともに。
よせくる 敵はおほくとも
おそるゝなかれおそるるな。
しすともしりぞくことなかれ。
皇國のためなり 君のため。
二、
いさめやいさめやみないさめ。
つるぎもたまもなんのその。
皇國をまもるつはものゝ
身は 鐵よりもなほかたし。
死すともしりぞく 事なかれ。
皇國のためなり 君のため。
三、
まもれやまもれやみなまもれ。
他國の 奴隷となることを
おそるるものは 父母の
墳墓の 國をよくまもれ。
死すともしりぞく 事なかれ。
皇國のためなり 君のため。
四、
すゝめやすゝめやみなすゝめ。
皇國の 旗をばおし 立てゝ
すゝめやすゝめみなすゝめ。
先祖の 國をまもりつゝ
死すともしりぞく 事なかれ。
皇國のためなり 君のため。
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