明治４３年（1910年）７月
『尋常小学読本唱歌』

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詞を書いた巌谷小波（いわや・さざなみ）は、明治における児童文学作家として『日本昔噺』などを残した人物。作詞家としてはほかに「陸軍行進曲」などがある。「ふじの山」は「日の丸のはた」などと同じく、国威高揚の歌としてひろく歌われた。1911（明治44）年、『尋常小学校唱歌(二)』に発表。
　

一、
　　あたまを雲（くも）の上（うえ）に出（だ）し、
　　四方（しほう）の山（やま）を見（み）おろして、
　　かみなりさまを下（した）に聞（き）く、
　　富士（ふじ）は日本一（にっぽんいち）の山（やま）。
二、
　　青空（あおぞら）高（たか）くそびえ立（た）ち、
　　からだに雪（ゆき）の着物（きもの）着（き）て、
　　霞（かすみ）のすそを遠（とお）く曳（ひ）く、
　　富士（ふじ）は日本一（にっぽんいち）の山（やま）。

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楽譜 歌詞 伴奏 Ａ４縦 ２頁

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〈唱歌-楽譜〉

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明治４３年発行『尋常小学読本唱歌』
明治４４年発行『尋常小学唱歌　第二学年用』
昭和７年発行『新訂尋常小学唱歌−第二学年用』

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