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詩集『朝花夜花』「焼山小唄」 野口雨情
明治40年(1907年)1月発行
月刊詩集『朝花夜花』より
焼山小唄
五条 館
女郎は
山に 雉子啼く
日であつた
被衣かづいて
片岡の
馬に乗られて
まへられた
馬が 嘶きや
女郎は
かつぐ 被衣に
顔かくれ
雉子が 啼いてる
いただきの
山の 麓を
越えられた
越えたその夜に
いただきの
山は焼けたが
野は焼けず
芒尾花は
片岡の
馬に喰はれて
芽が 萠えた
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野口雨情 |
のぐち・うじょう
明治15年5月29日〜昭和20年1月27日
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月刊詩集『朝花夜花』 野口雨情著 |
月刊詩集『朝花夜花』
明治40年(1907年)1月発行
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