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詩集『朝花夜花』「おたよ」 野口雨情
明治40年(1907年)1月発行
月刊詩集『朝花夜花』より
おたよ
ゆうべ 厨の
水甕に
小首かたむけ
聞きほれた
おたよは 背戸の
きりぎりす
月の夜なれば
昼顔の
蔓の葉に 啼く
虫の音を
おたよ十六
なんと聞く
をとめの胸を
をどらせし
同じ夢見た
そのあした
逃げて失せたも
きりぎりす
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野口雨情 |
のぐち・うじょう
明治15年5月29日〜昭和20年1月27日
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月刊詩集『朝花夜花』 野口雨情著 |
月刊詩集『朝花夜花』
明治40年(1907年)1月発行
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