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詩集『都会と田園』「己の家」 野口雨情
大正8年(1919年)6月発行
詩集『都会と田園』より
己の家
六、風が吹く
己が家のうしろの沼に風が吹く
実にしみじみ
風が吹く
見れば見るほど
風が吹く
山の方から風が吹く
広い河原の
砂利石に
風は鳴り鳴り吹いて来る
己が生れたこの村の
井戸の 釣瓶に風が吹く
風は鳴り鳴り吹いて来る
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野口雨情 |
のぐち・うじょう
明治15年5月29日〜昭和20年1月27日
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詩集『都会と田園』 野口雨情著 |
詩集『都会と田園』
大正8年(1919年)6月発行
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野口雨情の書籍 |
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