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我等の村 ---- 文部省唱歌
我等の村
文部省唱歌
一、
霞む 山べは 紫にほひ、
野べは 黄金の 菜の 花盛。
春の 光はくまなく 満ちて、
鳴くや 鷄聲さへのどか。
ニ、
出でて 耕すをとこのために、
空のひばりはひねもす 歌ひ、
うちに 働くをとめのために、
花はまがきの 邊を 飾る。
三、
富める 貧しき 樣樣なれど、
村を 愛する 心は 一つ。
老いも 若きも 互に 助け、
村はさながら 一家のむつび。
四、
ここぞ 我等の 生まれし 處。
ここぞ 我等の 育ちし 處。
やがて 我等の 力によりて、
国のほまれとなすべき 處。
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