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歌謡集『波浮の港』「須坂小唄」 野口雨情
昭和4年(1929年)7月発行
歌謡集『波浮の港』より
須坂小唄
山の上から、チヨイと出たお月
誰を待つのか、待たれるか
ヤ、カツタカタノタ
ソリヤ、カツタカタノタ
(以下囃子言葉省略)
誰も待たない、待たれもしない
可愛いお前に、逢ひたさに。
可愛い私は、須坂の町に
須坂恋しか、あのお月。
お月や工場を、チヨイと来てのぞく
誰に思ひを、かけたやら。
誰に思ひを、友達衆よ
ホロロホロロと、夜が 更ける。
ホロロホロロと、須坂の町の
寝ずの番やら、あのお月。
お月ァ姿は、むらくもまかせ
糸はその日の、 枠まかせ。
糸は 艶もつ、皆さんたちよ
わたしや姿も、まだわかい。
須坂よいとこ、須坂の町の
工場見せたや、この繁昌。
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野口雨情 |
のぐち・うじょう
明治15年5月29日〜昭和20年1月27日
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歌謡集『波浮の港』 野口雨情著 |
歌謡集『波浮の港』
昭和4年(1929年)7月発行
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