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歌謡集『波浮の港』「甲州音頭」 野口雨情
昭和4年(1929年)7月発行
歌謡集『波浮の港』より
甲州音頭
富士は東に アリヤ 御嶽は西に
音頭とるなら まん中に
ヨイトナ ヤレヨイトナ
音頭とるなら まん中に
スツチヨコ スツチヨン スツチヨンナ
ヤーレ スツチヨン スツチヨンチヨン
(以下囃子言葉省略)
杉になるなら アリヤ 御嶽の杉に
御嶽三柱の 守り杉に
ヨイトナ ヤレヨイトナ
御嶽三柱の 守り杉に
鷲の羽ばたき 唯ひと 息に
越せや猫坂 滝の板
ヨイトナ ヤレヨイトナ
越せや猫坂 滝の坂
山が寒うなりや アリヤ どの木の蔭で
雉子のめん鳥や 寝るのやら
ヨイトナ ヤレヨイトナ
雉子のめん鳥や 寝るのやら
甲州姉さま アリヤ 聞いたか見たか
葡萄にや 仇花 咲きやしない
ヨイトナ ヤレヨイトナ
葡萄にや仇花 咲きやしない
最早や火祭り アリヤ もう山じまひ
お富士やこれから ひとりぽち
ヨイトナ ヤレヨイトナ
お富士やこれから ひとりぽち
千鳥や差出の アリヤ 磯でも啼くが
妾や泣かれぬ 袖時雨
ヨイトナ ヤレヨイトナ
妾や泣かれぬ 袖時雨
富士は五つの アリヤ 鏡の湖に
朝な夕なの 薄化粧
ヨイトナ ヤレヨイトナ
朝な夕なの 薄化粧
船頭行くかや アリヤ 富士川下り
唄で流すよ 十八里
ヨイトナ ヤレヨイトナ
唄で流すよ 十八里
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野口雨情 |
のぐち・うじょう
明治15年5月29日〜昭和20年1月27日
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歌謡集『波浮の港』 野口雨情著 |
歌謡集『波浮の港』
昭和4年(1929年)7月発行
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