すずき・みえきち。児童文学者、雑誌「赤い鳥」の主宰者。一八八二年〜一九三六年。広島市生まれ。　
　京都の第三高等学校を経て東京帝国大学に進んだが、神経衰弱と胃病に苦しめられ、休学を余儀なくされた時期もあった。師と仰ぐ夏目漱石の推薦で、小説「千鳥」が高浜虚子の「ホトトギス」に載り、これが小説家としてのデビュー作となった。
　一九一六年、（三重吉の弁によれば）長女すずのために童話を書き始め、同年の童話集「湖水の女」ほか次々に子どものための作品を発表した。一九一八（大正七年）、一流の作家を執筆陣にそろえた画期的な童話・童謡誌「赤い鳥」を創刊、以後の日本における児童の情操教育に多大な影響を与えた。「赤い鳥」は、一九三六年、三重吉の死去とともに終刊となる。

　
『古事記物語（上）』 鈴木三重吉著
『古事記物語（下）』 鈴木三重吉著
『ぽつぽのお手帳』 鈴木三重吉著
『岡の家』 鈴木三重吉著
『大震火災記』 鈴木三重吉著
『ざんげ』 鈴木三重吉著
『小犬』 鈴木三重吉著
『ダマスカスの賢者』 鈴木三重吉著
『青い顔かけの勇士』 鈴木三重吉著
『デイモンとピシアス』 鈴木三重吉著
『蛇つかひ』 鈴木三重吉著
『やどなし犬』 鈴木三重吉著
『勇士ウヲルター』 鈴木三重吉著
『パナマ運河を開いた話』 鈴木三重吉著

≪Beats21 電子書籍≫
赤い鳥の本『古事記物語（上）』
赤い鳥の本『古事記物語（下）』

写真提供：鈴木三重吉 赤い鳥の会
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